👤こんな方に読んでいただきたい記事です
- 「金額が小さくて弁護士に頼みづらい」「でも泣き寝入りしたくない」と悩んでいる方
- 貸したお金が返ってこない・敷金が返ってこない・売掛金未払い等で困っている方
- 少額訴訟の手続き・費用・所要時間の具体像を知りたい方
- 60万円以下なら自分でやってみたい、60万円超なら弁護士保険の選択肢も検討したい方
「貸したお金が返ってこない」「敷金が返ってこない」「ECで購入した商品が届かない」「フリーランス報酬が支払われない」「賃料未払いが続いている」、こうした60万円以下の金銭トラブルで泣き寝入りしている方は多いはず。実は日本には「少額訴訟」という、平成10年1月の民事訴訟法改正で導入された「国民が自分一人で起こせる裁判」の制度があります(民事訴訟法368条)。原則1回の審理で即日判決、印紙代1,000円〜6,000円、申立てから判決まで約1〜2ヶ月という、想像以上にハードルの低い手続きです。
実は私(工藤・リーガルベスト代表)自身も、過去に10万円の少額訴訟をある企業に提起した経験があります。簡易裁判所の窓口で訴状の書き方を教えてもらい、印紙代を貼って提出。そうしたら相手企業から数日後に「示談したい」と連絡が入り、結果的に話し合いで解決しました。「訴状が届く」だけで多くの企業・個人は重く受け止めます。判決を待つまでもなく、相手が応じて解決するケースが少なくないのです。「弁護士費用を払ったら回収額より高くなる」と諦めていた方こそ、この制度の活用を検討する価値があります。
この記事では、弁護士保険代理店「リーガルベスト」代表として400名以上のお客様の相談に伴走してきた立場と、自身の少額訴訟体験を踏まえて、①少額訴訟とは何か(対象・要件)、②通常訴訟・支払督促との違い、③5ステップで分かる手続きの流れ、④印紙代・郵便切手等の費用、⑤勝つための証拠準備と訴状の書き方、⑥判決後の強制執行と回収戦略、⑦60万円超の事案で弁護士保険ミカタが守る安心まで、最高裁判所・法務省・各簡易裁判所の公開情報に基づき整理します。気軽に挑戦してほしい・自分の権利は自分で守れる、そんな前向きな気持ちで読み進めてください。
- ✓60万円以下の金銭請求なら原則1回審理で即日判決(民事訴訟法368条)
- ✓申立費用は印紙代1,000円〜6,000円+郵便切手代3,000〜6,000円程度
- ✓弁護士に頼まず自分でできる、簡裁の窓口で書き方を教えてもらえる
- ✓訴状を送るだけで相手が示談を申し出るケースも(代表者の実体験あり)
- ✓60万円超の事案は通常訴訟で1日98円〜の弁護士保険ミカタが頼りに
少額訴訟とは?60万円以下の金銭トラブルを1日で解決する迅速制度

少額訴訟は60万円以下の金銭の支払い請求を対象に、簡易裁判所で原則1回の審理で判決を出す特別な民事訴訟手続き(民事訴訟法368条)。平成10年1月の民事訴訟法改正で「国民に利用しやすい司法制度」として導入されました。手続きが簡略化され、弁護士に依頼しなくても個人で進められるのが最大の特徴です。
少額訴訟の6つの利用要件
最高裁判所・法務省・東京簡易裁判所の公開情報を整理すると、少額訴訟を利用できるのは以下のすべてを満たす場合に限られます。
- 請求金額が60万円以下(元本のみ・利息や遅延損害金は別計算)
- 金銭の支払いを求める訴え(物の返還・引渡し・登記請求は対象外)
- 簡易裁判所が管轄(原則として被告住所地、金銭請求は原告住所地でも可)
- 当事者1人あたり年10回まで(同じ簡易裁判所に対する制限)
- 被告が同意していること(被告が通常訴訟を希望すれば自動移行)
- 裁判所が相当と判断(複雑な争点がある場合は通常訴訟に移行)
少額訴訟の5つの大きな特徴
通常訴訟と異なる、少額訴訟特有の特徴を整理します。
少額訴訟が活躍する典型ケース
以下のようなトラブルが少額訴訟の典型的な活用場面です。
- 友人・知人への貸金返還(借用書・LINE等の証拠あり)
- 敷金返還請求(賃貸退去時の原状回復費過大請求)
- 売掛金・未払い報酬(フリーランス・個人事業主の取引代金)
- 商品代金未払い(ECサイト・店舗売買)
- 給料未払い(雇用契約に基づく賃金請求)
- 交通事故の修理費(対人・対物被害賠償)
- 賃料未払い(賃貸借契約に基づく賃料請求)
- マンション管理費未払い(管理組合の請求)
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弁護士費用が払えないと諦めかけている方は弁護士費用が払えないとどうなる?相場・6つの対処法・弁護士保険が最強の備えである理由まで完全解説もあわせてどうぞ。
少額訴訟・通常訴訟・支払督促の3つの違い、最適な手続きを選ぶ判断基準
金銭トラブル解決の主要3手段は①少額訴訟(60万円以下・1日審理・約1〜2ヶ月)、②通常訴訟(金額制限なし・複数期日・約6ヶ月〜1年以上)、③支払督促(書面のみ・約2〜3週間)。請求額・争いの有無・スピード優先度で最適手段が変わります。証拠が揃った60万円以下のシンプルな金銭請求なら少額訴訟が最強です。
3つの手続きを徹底比較
支払督促との使い分け
支払督促は書面のみで完結する手続きで、相手が異議申立てをしないことが見込まれる場合に強力です。ただし、相手が異議申立てをすると通常訴訟に自動移行するため、争いがある事案では結局時間がかかります。「相手が黙って認めそう」なら支払督促、「相手が反論するかも」なら少額訴訟、というのが基本的な使い分けです。
少額訴訟が向いている場面のチェックリスト
以下にすべて当てはまるなら、少額訴訟が最適です。
- 請求額が60万円以下(元本)
- 金銭の支払い請求である(物の引渡し・登記等は対象外)
- 証拠が揃っている(契約書・領収書・LINE等のメッセージ・振込記録)
- 事案がシンプル(複雑な権利関係を含まない)
- 早く解決したい(1〜2ヶ月で結論を出したい)
- 弁護士費用を抑えたい(自分で進めたい)
- 和解の余地がある(相手と話し合える状態)
少額訴訟の5ステップ手続き、申立てから判決・回収までの全フロー

少額訴訟は①証拠と訴状の準備、②管轄簡易裁判所への申立て・印紙貼付、③裁判所からの被告への訴状送達、④第1回口頭弁論期日(原則1日)、⑤判決言渡し・強制執行の5ステップ。各ステップで何をすればいいか、東京簡易裁判所等の公式案内に基づき具体的に整理します。
ステップ1:証拠と訴状の準備
まず以下を揃えます。
- 訴状:簡裁の窓口で定型用紙が無料配布、Web(裁判所HP)からもダウンロード可
- 証拠書類のコピー:契約書・借用書・領収書・請求書・LINE/メールのスクショ・振込記録等
- 当事者目録:原告・被告の氏名・住所・連絡先
- 請求の趣旨と原因:何を、いくら、なぜ請求するかを明確に
- 収入印紙:請求額に応じた金額(郵便局・コンビニで購入可)
- 郵便切手:裁判所ごとに指定(数千円程度・東京簡裁の場合6,000円弱)
ステップ2:管轄簡易裁判所への申立て
訴状と証拠書類のコピーを、管轄の簡易裁判所窓口に持参します。原則として被告住所地の簡裁が管轄ですが、金銭請求の場合は原告住所地の簡裁でも申立て可能(民訴法5条)。窓口では「少額訴訟手続きで申立てします」と明示してください。窓口担当者が書類の不備をチェック・補正指導してくれるので、初めての方も安心です。
ステップ3:裁判所からの訴状送達
申立てから数日〜2週間で、裁判所が被告に「特別送達」と呼ばれる特殊な郵便で訴状を送達します。被告は受取りを拒否しても、法的には送達されたものとみなされ手続きは進みます。被告に訴状が届いた段階で、多くの相手は「示談したい」と申し出てくることが少なくありません(後述の代表者実体験参照)。
ステップ4:第1回口頭弁論期日
申立てから約1ヶ月後に第1回口頭弁論期日が指定されます。当日は以下の流れ:
- 裁判官が原告・被告双方の言い分を聞く
- 証拠書類のチェック
- 証人尋問(法廷にいる者のみ・原則当日完結)
- 裁判官による和解勧試(話し合いの提案)
- 和解しなければ判決言渡し(原則当日)
所要時間は相手が出席しない場合30分程度、出席して争う場合2時間程度(ミスター弁護士保険サイトより)。判決言渡しもその場で行われるため、朝行って昼までに結論が出るケースが大半です。
ステップ5:判決言渡しと強制執行
判決には「全額即時支払い」「分割払い(3年以内)」「支払猶予」のパターンがあります。被告から2週間以内に異議申立てがなければ判決が確定。万一被告が任意に支払わない場合、判決書または和解調書に基づき強制執行(給与・銀行口座差押え等)が可能です。少額訴訟債権執行という簡易な手続きも、判決をした簡裁で申立てできます。
少額訴訟にかかる費用、印紙代1,000円〜6,000円+郵便切手の現実
少額訴訟の費用は①印紙代(請求10万円ごとに1,000円・最大6,000円)、②郵便切手代(3,000〜6,000円程度・裁判所ごと)。総額4,000〜12,000円程度で訴訟提起できます。弁護士に依頼する場合は別途着手金5〜10万円+成功報酬がかかりますが、自分でやれば実質ほぼ印紙・郵便切手代のみ。費用対効果が非常に高い制度です。
印紙代の早見表
印紙代は請求金額に応じて10万円ごとに1,000円。本人訴訟オンラインサロン等の公開情報を整理すると以下のとおり。
郵便切手・その他費用
印紙代のほか、裁判所が被告に書類を送達する郵便代を「予納郵便切手」として納付します(訴訟費用)。裁判所ごとに細かく指定されており、目安は3,000円〜6,000円程度。東京簡裁の場合、地下1階の郵便局やコンビニで購入可能です。
弁護士に依頼する場合の費用
少額訴訟は自分でできるので弁護士依頼は必須ではありませんが、不安な場合は依頼可能。費用相場(浅野総合法律事務所サイト等より):
- 初回相談料:30分5,000〜10,000円(無料相談実施事務所もあり)
- 着手金:5〜10万円
- 成功報酬:回収額の10〜20%
- 実費(交通費・通信費):数千円〜
💡費用対効果に注意
少額訴訟は60万円以下の請求です。弁護士費用が回収額を上回らないよう、費用対効果の見極めが重要。たとえば10万円の請求で弁護士費用15万円を払えば、勝訴しても5万円の赤字です。10万〜30万円程度のシンプルな金銭請求は「まず自分でやってみる」が現実的な選択です。
代表者の少額訴訟実体験、10万円請求で相手企業が示談を申し出てきた話

私(工藤・リーガルベスト代表)自身が経験した10万円の少額訴訟。簡裁に申立てした数日後、相手企業から示談の申出がありました。「訴状を受け取った瞬間に多くの企業は重く受け止める」のがリアル。判決を待たずに解決するケースが少なくないのが、少額訴訟の「実際の威力」です。
実体験:10万円訴訟と示談
正直に申し上げると、私自身も以前、10万円の少額訴訟を某企業に提起したことがあります。「訴訟まで起こすほどの金額か」と一瞬迷いましたが、相手の対応に納得がいかず、自分の権利を守るために申立てを決断。簡裁の窓口で訴状の書き方を教わり、印紙代1,000円を貼って提出しました。準備時間は半日程度でした。
30代女性 会社員
本当に10万円で訴訟できるんですか?相手企業はバカにしてきませんか?私もECで購入した商品が届かなくて困っていて…
工藤(リーガルベスト代表)
むしろ逆ですよ。私が10万円訴訟を起こした時、相手企業の方から「示談したい」と連絡がありました。訴状が届くと相手は本気だと認識します。10万円でも「裁判所からの書類」のインパクトは大きいんです。
なぜ相手企業は示談を申し出るのか
少額訴訟を起こされた被告(特に企業)が示談を申し出る理由は明確です:
- 訴訟対応コスト:弁護士費用・社内工数を考えると示談の方が安い
- レピュテーションリスク:判決が公開されることへの懸念
- 確実な勝ち目がない:証拠が原告に揃っているケース
- 遅延損害金リスク:時間が経つほど支払額が増える
- 強制執行リスク:銀行口座差押え等が会社に与えるダメージ
- 「無視」のリスク回避:出廷しないと欠席判決で全額負けが確定
勝つための5つのコツ
💡少額訴訟を有利に進める5つのコツ
①証拠を完璧に揃える(契約書・LINE・振込記録の3点セットが最強)
②請求の趣旨を明確に(いくらを、なぜ、いつまでに払えと明示)
③事前に簡裁の窓口で相談(訴状の書き方を教えてもらう・無料)
④当日は冷静に(感情的にならず、事実と証拠で語る)
⑤和解の余地は残す(分割払い等の柔軟性で早期解決)
「自分でやれた」という成功体験の価値
少額訴訟は「弁護士に頼まなくても自分で正義を勝ち取れる」という成功体験を提供してくれます。司法は遠い世界ではなく、市民が自分の権利を守るための身近なツールであることを実感できる制度。気軽に挑戦してみる価値があります。日本では「二割司法」と呼ばれ、国民の2割しか適切な司法サービスを受けていないという現実があります(日本弁護士連合会報告書)。少額訴訟は残りの8割を救う制度として、もっと活用されるべきです。
判決後の強制執行と回収戦略、勝っても「回収できない」を防ぐ
勝訴判決を取っても、被告が任意に支払わない場合は強制執行が必要。給与・預金口座・動産の差押えが代表的な手段で、簡裁での少額訴訟債権執行という簡易手続きも利用可能。重要なのは訴訟前に相手の財産状況を把握しておくこと。判決を取っても回収できなければ意味がないからです。
強制執行の対象になる財産
- 給与:勤務先からの毎月の給料の一部(原則4分の1まで)を直接差押え
- 銀行預金:口座を特定して差押え
- 動産:自宅にある家財・宝飾品・自動車等(現実的にはハードル高い)
- 不動産:被告所有の土地・建物(60万円程度では費用倒れリスク高)
- 売掛金・債権:被告が第三者から受け取る予定の金銭
少額訴訟債権執行
少額訴訟の判決の場合、判決をした簡易裁判所において「少額訴訟債権執行」という簡易な強制執行手続きを申立てできます。通常の地方裁判所での強制執行より手続きが簡略化されており、給料・預金等の金銭債権に対する差押えが可能です。
訴訟前にやるべき調査
判決を取っても回収できなければ意味がないため、訴訟前に被告の財産状況を把握することが重要です。
- 勤務先の確認:給与差押えの最大の手がかり
- 銀行口座の確認:過去の振込記録があれば取引銀行は分かる
- 住所の確認:訴状の送達先・所有不動産の手がかり
- 事業内容の把握:法人なら登記情報・取引先等
- SNS等での生活状況:資産規模の推測材料
「相手に資産がない」場合の選択肢
⚠️「無資力」の場合の現実
被告が無職・無資力の場合、判決を取っても強制執行できない可能性が高くなります。実際にミスター弁護士保険サイトの体験談でも、「相手が無職で返済能力がない状態だったので半分の25万円を支払ってもらった」という和解事例が紹介されています。判決の確定後10年間は強制執行が可能(消滅時効中断手続き要)なので、相手の経済状況が改善した時点で執行するという長期戦略もあります。
60万円超の事案は通常訴訟、弁護士保険ミカタが守る安心

60万円超の事案は通常訴訟に進む必要があり、弁護士依頼が現実的。着手金20〜50万円+成功報酬が相場で、自腹は重い負担です。1日98円の弁護士保険ミカタは、通常訴訟・労務・男女・近隣等の幅広い民事トラブルに備える可能性。少額訴訟で対処できない大きな案件こそ、保険で備える価値があります。
60万円超の事案=通常訴訟の世界
60万円を超える金銭請求は少額訴訟の対象外で、通常訴訟(簡裁140万円以下・地裁140万円超)に進みます。通常訴訟は複数期日・主張立証の応酬・約6ヶ月〜1年以上の長期戦になることが多く、本人訴訟は現実的ではないケースが大半。弁護士依頼が事実上必須となります。
通常訴訟の弁護士費用相場
着手金(請求100万円)
10〜30万円
事件の難易度で変動
着手金(請求500万円)
30〜50万円
日弁連旧基準準拠
成功報酬
10〜20%
回収額に対して
弁護士保険ミカタの活用場面
弁護士保険ミカタは民事トラブル全般の弁護士費用に備える可能性のある保険。少額訴訟自体は自分でできますが、以下の場面で活用できる可能性:
- 60万円超の金銭請求(通常訴訟)の弁護士費用に備える可能性
- 労務トラブル(未払い賃金・不当解雇)の弁護士費用に備える可能性
- 近隣トラブル・男女トラブル・SNS誹謗中傷の弁護士費用に備える可能性
- 少額訴訟が通常訴訟に移行した場合の追加費用に備える可能性
- 判決後の強制執行に伴う弁護士費用に備える可能性
- 家族特約で3親等以内の家族もカバー可能性
- 弁護士直通ダイヤルで初期相談(15分まで無料)
1日98円のミカタが意味するもの
💡少額訴訟+弁護士保険の二段構え
理想的な備えは「60万円以下は自分で少額訴訟、60万円超は弁護士保険ミカタで弁護士依頼」の二段構え。月額2,980円(1日98円)で、いざという時の高額弁護士費用への備えになる可能性。家族特約付加で配偶者・子・親まで同等補償の可能性があり、家族全体の安心インフラとして検討する価値があります。なお、離婚・相続・親族関係・リスク取引については特定原因不担保期間1年があります(離婚・相続・親族関係・リスク取引のみ)。それ以外の一般トラブルは待機期間3ヶ月のみで備えられます。
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ポイント1:まず証拠を集める
少額訴訟の勝敗は証拠の質と量で決まります。契約書・借用書・領収書・振込記録・LINE/メールのスクショ・録音データ等を時系列で整理。「事実を客観的に示せる書類」が3点以上揃えば勝率は大幅にアップします。
ポイント2:簡裁の窓口で相談
多くの簡易裁判所では「簡裁民事手続案内」として、訴状の書き方を無料で教えてくれる窓口があります。東京簡裁の例では定型用紙の交付・記載方法の案内が無料で受けられます。「初めてですけど」と伝えれば丁寧に教えてくれるので、躊躇する必要はありません。
ポイント3:訴状を完成させる
訴状には①当事者の表示、②請求の趣旨(いくら払えと求めるか)、③請求の原因(なぜ請求できるのか)、④証拠の提示を記載。難しく感じるかもしれませんが、簡裁の窓口で「貸金返還請求」「敷金返還請求」等の定型用紙を渡してもらえば、空欄を埋めるだけで完成します。
ポイント4:勇気を出して申立てる
印紙代と郵便切手代を持って、簡裁の窓口で「少額訴訟で申立てします」と告げる。これだけで手続きは動き始めます。「金額が小さくて恥ずかしい」「相手に申し訳ない」と思う必要は一切ありません。自分の正当な権利を守ることは、社会全体の正義に貢献する行為です。
ポイント5:60万円超の備えに弁護士保険
60万円以下なら自分でできる少額訴訟、60万円超は通常訴訟で弁護士依頼が現実的。1日98円の弁護士保険ミカタは、こうした高額訴訟の弁護士費用に備える可能性のある仕組み。家族特約で配偶者・子・親もカバーできる可能性。資料請求は無料・1分・しつこい営業なし。

少額訴訟 よくある質問
Q1. 訴額が80万円ですが、60万円に減らして少額訴訟できますか?
📘可能です。ただし残りの20万円は権利放棄したものとして扱われます。残額についても請求したいなら通常訴訟で全額請求すべきです。元本が60万円以下であれば利息や遅延損害金は別計算なので、加算して60万円を超えても問題ありません。
Q2. 訴状を書くのが難しそうです、本当に自分で書けますか?
📘書けます。簡易裁判所には「貸金請求」「敷金返還請求」「売買代金請求」等の定型用紙があり、空欄を埋める形式で訴状を作成できます。簡裁の窓口で「簡裁民事手続案内」を受ければ、書き方を丁寧に教えてもらえます(無料)。裁判所HPからもテンプレートをダウンロード可能です。
Q3. 被告が無視して出廷しなかった場合は?
📝被告が答弁書を提出せず無断欠席した場合、原告の言い分が認められた「欠席判決」が出るのが原則です。延期や中止にはなりません。「相手が来なかったら裁判ができない」というのは誤解で、むしろ原告にとっては圧倒的有利な状況です。
Q4. 被告が通常訴訟への移行を希望した場合は?
📝被告が最初の期日で「通常訴訟を希望」と申立てれば、理由不要で自動的に通常訴訟に移行します(民訴法373条)。準備していた当日結審のシナリオは崩れますが、同じ簡裁での審理が継続するだけです。証拠は引き継がれるので、追加で主張・証拠提出を準備する形になります。
Q5. 弁護士保険ミカタは少額訴訟で使えますか?
📘少額訴訟は弁護士不要で自分でできるため保険の主な活用場面ではありませんが、60万円超の通常訴訟・労務・近隣・SNS被害等の幅広い民事トラブルへの備えに役立つ可能性があります。家族特約で3親等以内の家族もカバー可能性。離婚・相続・親族関係・リスク取引は特定原因不担保期間1年(離婚・相続・親族関係・リスク取引のみ)があり、それ以外は待機期間3ヶ月のみ。
まとめ、自分の権利は自分で守れる、気軽に挑戦してみよう
少額訴訟は、60万円以下の金銭トラブルを印紙代1,000円〜6,000円で、原則1回の審理・即日判決で解決できる、日本が誇る市民のための司法制度です(民事訴訟法368条以下)。平成10年1月の民事訴訟法改正で「国民に利用しやすい司法制度」として導入され、毎年多くの国民が活用しています。「弁護士に頼まなくても自分でやれる」という設計思想は、二割司法と呼ばれる日本の現状を変える可能性を秘めています。
私(工藤・リーガルベスト代表)自身も10万円の少額訴訟を起こした経験があり、相手企業から示談の申出を受けて解決しました。「訴状が届く」だけで多くの相手は本気で対応してくる、これが少額訴訟のリアルな威力です。証拠を揃え、簡裁の窓口で書き方を教わり、印紙を貼って提出する。これだけで自分の権利を守るための道筋が動き始めます。「金額が小さいから」「相手に悪い」と諦める必要は一切ありません。泣き寝入りせず、自分の正当な権利を守ることが、健全な社会を作るのです。
そして、60万円超の事案や複雑な争点を含む紛争は通常訴訟・弁護士依頼が現実的。着手金20〜50万円+成功報酬という弁護士費用の壁を乗り越えるための備えとして、1日98円の弁護士保険ミカタ。家族特約で配偶者・子・親もカバー。「60万円以下は自分で少額訴訟、60万円超は弁護士保険で弁護士依頼」の二段構えこそ、現代日本における最強の権利防衛体制と言えます。自分と家族の権利を守るために、今こそ一歩踏み出す価値があります。
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主な引用元・出典:最高裁判所「少額訴訟」、法務省「少額訴訟手続について」、東京簡易裁判所「少額訴訟」、民事訴訟法368条〜381条、民事訴訟費用等に関する法律、各地簡易裁判所の手続案内、関東財務局長(少額短期保険)第79号。本記事は記事執筆時点(2026年5月)の情報に基づきます。
工藤 辰浩
リーガルベスト代表/弁護士保険ミカタ正規代理店
リクルート在籍中に「世の中の負を解決したい」という想いを抱き、2017年に東京で弁護士保険代理店リーガルベストを創業。以来8年間で400名以上のお客様の弁護士保険相談に伴走。多くの弁護士セミナーへの参加、30名以上の弁護士との交流を通じて培った知見をmomegoto.jpで発信しています。監修弁護士様も募集中です。お気軽にお問い合わせください。
本記事は2026年5月時点の最高裁判所・法務省・各簡易裁判所公開情報および民事訴訟法に基づく一般的な法律情報の提供を目的とした情報提供です。記載の手続き・費用・期間は記事執筆時点の情報であり、最新の正確な情報は管轄の簡易裁判所等にご確認ください。具体的な法的紛争への対応は、必ず個別に弁護士へご相談ください。

